「かむ・かまれる」の真実 ~競馬用語の誤解を解く~

競馬を知りたい
先生、「くもずれ」ってなんですか?競馬新聞に書いてあったんですけど。

競馬研究家
「くもずれ」はね、馬の後ろ足の球節っていうところにできる傷のことだよ。人間でいうと、かかとのちょっと上あたりかな。

競馬を知りたい
なんで、その後ろ足に傷ができるんですか?

競馬研究家
馬が走るときに、後ろ足で地面を蹴るでしょ?その時に砂で擦れて傷ができちゃうんだ。だから、「くもずれ」は馬場が砂の競馬場でよく起こるんだ。予防のために「くもずれよけ」っていうのをするよ。
くもずれとは。
競馬用語で「くもずれ」と呼ばれる症状があります。これは「ともずれ」とも呼ばれ、馬の後ろ足の球節(ひづめのすぐ上の、くるぶしのように膨らんでいる部分)の下の方にできる円形の腫れ傷のことです。この傷は、馬場の砂などで擦りむけてしまうことで起こる外傷で、特に後ろ足で力強く地面を蹴る競走馬によく見られます。くもずれを予防するために、球節の後ろ側に革や布を当てることがあり、これを「くもずれよけ」と言います。
調教の「かむ・かまれる」とは?

競馬新聞や競馬予想の解説でよく目にする「かむ」「かまれる」。一見すると、馬同士が口で噛み合っている様子を想像してしまいますが、実際には全く異なる意味で使われています。
調教において「かむ」とは、他の馬のペースに食らいついていく様を指します。たとえば、先行する馬のすぐ後ろにピッタリとつけていく様子を「前の馬をかんでいる」と表現します。反対に「かまれる」は、自分のペースを崩されてしまうことを意味します。つまり、「かまれた」状態では、本来の走りができず、レースで力を発揮することが難しくなってしまうのです。
「かむ」「かまれる」は、馬同士の位置関係だけでなく、騎手の指示に対する馬の反応や、レース展開によっても変化する、非常に奥深い表現です。これらの用語を理解することで、より深くレースを楽しむことができるでしょう。
本来の意味は予想外の敗戦を表す言葉

競馬ファンなら一度は耳にしたことがあるであろう「かむ」「かまれた」という言葉。一見すると、レース中に馬が噛み付く様子を思い浮かべるかもしれません。しかし実際には、「かむ・かまれる」は予想外の敗戦を表す言葉として使われています。
例えば、圧倒的一番人気馬がまさかの敗北を喫した時、「あの馬にかまれた!」といった具合です。これは、まるで勝ちを確信していたところに、思わぬ落とし穴にはまってしまったかのような、悔しさを含んだ表現と言えるでしょう。
格上馬が格下馬に負けた時に使われる

競馬ファンなら一度は耳にしたことがあるであろう「かむ」という言葉。これは、一般的には「格上馬が格下馬に負けること」を指します。例えば、重賞レースを幾度となく制してきた実績馬が、条件クラスで勝ち上がったばかりの馬に敗れた時などに、「格上馬が格下馬にかまれた」といった表現が使われます。
一見すると、馬が噛みつく様子を連想させるこの言葉ですが、実際の馬の行動とは全く関係ありません。競馬の世界では、競走馬の実績や能力に応じて、目に見えない序列のようなものが存在します。その序列の上位にいる馬が、下位の馬に予想外の敗北を喫した時に、「かまれた」という表現を用いるのです。これは、競馬ファンが共有する独特の表現であり、競馬の奥深さを物語る言葉の一つと言えるでしょう。
「かむ」は番狂わせを表現する

競馬予想でよく耳にする「この馬、荒れそうで怖いな…」「大穴馬が来た! 波乱を呼びそう!」といった言葉。これらの「荒れる」「波乱」といった表現は、競馬用語で「かむ」という言葉で表されることが多いです。つまり、「「かむ」とは、予想外の馬が好走したり、勝利したりすることを指し、レース結果が「荒れる」ことを意味するのです。
例えば、圧倒的人気を誇る馬がいたとします。誰もがその馬の勝利を疑わない状況でも、「いや、競馬は何が起こるかわからないぞ…もしかしたら“かまれる”かもしれない…」といった具合に使われます。そして、実際にその馬が敗退し、予想外の馬が馬券に絡んでくるようなことがあれば、「やっぱり“かまれた”か!」となるわけです。
正しい競馬用語の理解を深めよう

競馬中継で耳にする「あそこでかまれた!」という言葉。一見すると馬同士が喧嘩でもしているかのようですが、実際には全く異なる意味で使われています。競馬ファンなら誰もが知るこの言葉、実は初心者の方々にとっては大きな誤解を生む落とし穴でもあるのです。「かむ・かまれる」は、馬が他の馬に進路を妨害されるシチュエーションを表す、いわば競馬界特有の表現。この機会に正しく理解し、より深く競馬の世界を楽しんでみましょう。