競馬の「掛かる」とは?勝敗を左右する馬の走り方

競馬を知りたい
先生、「掛かる」って競馬用語でどういう意味ですか?

競馬研究家
良い質問だね。「掛かる」は、馬がレース中にすごく前に行きたがって、騎手の制御を聞かなくなる状態を指す言葉だよ。

競馬を知りたい
へえー。でも、前に行きたいのは良いことじゃないんですか?

競馬研究家
確かに速く走るには大切な気持ちだけど、制御できないほど前に行こうとすると体力を消耗しすぎて、肝心な最後の直線でバテてしまうんだ。だから「掛かる」のは、必ずしも良いこととは言えないんだよ。
掛かるとは。
競馬用語で「掛かる」または「引っ掛かる」とは、レース中に馬が騎手の制御に従わず、勢い余って前に進もうとすることを指します。このような状態になると、馬は必要以上に体力を消耗してしまい、レース終盤の直線で本来の力を発揮できなくなることがあります。
1. 競馬用語「掛かる」の意味

競馬中継などで「あの馬は掛かっている」といった表現を耳にすることがあるでしょう。レース展開を左右する要素の一つである「掛かる」とは、どのような状態を指すのでしょうか。
簡単に言えば、「掛かる」とは、騎手の制御を無視して馬が自分のペースで走ろうとする状態を指します。競走馬は本来、騎手の指示に従って速度をコントロールします。しかし、レース中の興奮状態や騎手の技術不足など、様々な要因によって制御が効かなくなることがあります。これが「掛かる」状態です。具体的には、頭を高く上げて激しく reins を引っ張ったり、前脚を高く上げて走ったりする様子 が見られます。
2. なぜ馬は「掛かる」のか?

馬がレース中に「掛かる」のには、様々な要因が考えられます。 代表的なものとしては、騎手の指示を無視して興奮状態になってしまう、あるいは生まれ持った気性的な問題などが挙げられます。その他、馬具が合っていない、周りの馬や環境に緊張している、さらには体調が優れないといった場合も「掛かる」原因となりえます。このように、馬が「掛かる」背景には、心理的なものから身体的なものまで多岐にわたる要因が複雑に絡み合っていることを理解しておく必要があります。
3. 「掛かる」ことのデメリット

「掛かる」ことは、一見すると力強い走りに見えますが、実際には様々なデメリットがあり、レースを大きく左右する可能性を秘めています。
まず、無駄な体力を使ってしまうことが挙げられます。騎手の制御に従わず excessive に走ってしまうため、必要以上のスタミナを消費してしまいます。これは、レース終盤でのスタミナ切れに直結し、失速の原因となります。
さらに、「掛かる」ことで歩幅が乱れ、スムーズな走行が阻害されることも大きなデメリットです。本来、馬は大きくゆったりとした歩幅で走ることで、効率的にスピードに乗ることができます。しかし、「掛かる」馬は、焦って小刻みな歩幅になってしまい、スピードを出しにくくなってしまいます。
これらのデメリットを考慮すると、「掛かる」ことは、レースで最高のパフォーマンスを発揮するための大きな妨げとなることが分かります。騎手は、馬の力を最大限に引き出しつつ、「掛かる」ことを抑制する高度な技術が求められます。
4. 「掛かる」馬への騎手の対処法

騎手は、「掛かる」馬をコントロールするために、さまざまなテクニックを駆使します。まず、手綱を強く引いて馬を止めようとせず、馬の気持ちに寄り添うように、柔らかな手綱捌きで走らせようとします。しかし、馬が興奮して制御不能に陥りそうな場合は、安全を確保するために、コースの外側に馬を誘導し、スピードを落とさせることもあります。これらの対処法は、騎手の経験や技量、そして馬とのコミュニケーションによって大きく左右されます。そのため、同じ「掛かる」馬でも、騎手によってレースの結果が大きく変わることもあるのです。
5. レース観戦のポイント~「掛かり気味」にも注目~

レースを観戦する際、実況や解説で「掛かり気味」という言葉を耳にすることがあるでしょう。これは、完全に「掛かって」いるわけではないものの、騎手の制御がやや難しくなっている状態を指します。掛かり気味の場合、馬の走りを見極めることで、レース展開の予測に役立てることができます。例えば、掛かり気味ながらも先頭集団をキープできていれば、まだ余力があると考えられます。逆に、掛かり気味で後退し始めたら、スタミナをロスしている可能性が高いため、勝ち負けは難しくなるかもしれません。このように、「掛かり気味」という情報は、レース展開を左右する重要な要素となり得るのです。