「上がる」? 競馬用語で知る牝馬の一生

競馬を知りたい
先生、「上りタイム」ってなんですか?速ければ速いほどいいんですか?

競馬研究家
良い質問だね!「上りタイム」は、ゴール前の3ハロンや4ハロンにかかった時間で、速ければその馬の末脚が速いことを示しているんだ。でも、単純に速いタイムであれば良いというわけでもないんだよ。

競馬を知りたい
あれ?どうしてですか?

競馬研究家
レース展開によって、前半に体力を使わされてしまうと、例え末脚が速くても良い「上りタイム」が出せないこともあるんだ。それに、芝とダートでは、そもそもかかるタイムが違うから、比較する場合は注意が必要なんだよ。
上りタイムとは。
競馬用語の「上りタイム」とは、ゴール前の最後の600メートル(3ハロン)または800メートル(4ハロン)にかかった時間のことを指します。このタイムが速ければ速いほど、馬が最後に力強く追い込んできた、つまり「末脚が鋭い」ことを意味します。ただし、上りタイムを比較する際は、レース展開によって影響を受ける点に注意が必要です。また、芝コースとダートコースでは、そもそも標準的なタイムが異なるため、この点も考慮する必要があります。「上りタイム」は「上がり」と呼ぶこともあります。
競馬用語「上がる」ってどんな意味?

競馬ファンなら一度は耳にしたことがある「あの馬、そろそろ上がるらしいよ」といった会話。競馬に詳しくない方は、一体どこへ上がるのかと不思議に思うかもしれませんね。実はこの「上がる」、競走馬として走ることをやめるという意味で使われています。
人間の場合、引退という言葉が一般的ですが、競馬の世界では「引退」は種牡馬、繁殖牝馬になる場合にのみ使われます。つまり、競走馬を引退した後、繁殖に上がらない馬は「上がる」という言葉で表現されるのです。
競走馬のセカンドキャリア

華々しいレースの世界を「上がる」という言葉で後にする競走馬たち。引退後の生活は、牡馬と牝馬で大きく異なります。特に繁殖に携わる可能性のある牝馬は、第二の馬生を過ごすことになります。競走馬として鍛え上げられた強靭な肉体と精神力は、母馬として仔馬を育てるという新たなステージで活かされます。
「上がる」時期と理由

競走馬として走り続けるには、心身ともに健康であることが求められます。特に、牝馬の場合は、繁殖牝馬となることで、再び走り続けることができる「子」を産むという重要な役割を担います。
そのため、一般的には4歳から6歳頃になると、競走馬としての成績に関わらず、「繁殖に上がる」ために競走生活を終えるケースが多く見られます。これは、加齢とともに競走馬としての能力が低下していくこと、早期に繁殖生活に入ることでより多くの仔馬を残せる可能性が高まることなどが理由として挙げられます。
もちろん、競走馬としての成績が優秀な牝馬は、繁殖に上がる年齢を遅らせたり、繁殖に入らずに現役を続ける場合もあります。しかし、いずれの場合も、牝馬にとって「繁殖に上がる」ことは、第二の人生をスタートさせるための重要な転機と言えるでしょう。
「中央に上がる」ケースとは?

競馬の世界では、地方競馬で活躍する牝馬が、よりレベルの高い中央競馬へ舞台を移すことがあります。これを「中央に上がる」と表現します。地方競馬で優秀な成績を収めた牝馬にとって、中央競馬への参戦は大きな目標となります。
中央に上がるには、厳しい条件をクリアする必要があります。例えば、特定のレースで上位に入賞する、一定の賞金を獲得するなどが挙げられます。これらの条件を満たし、関係者が中央競馬への移籍を希望した場合、晴れて中央競馬の舞台に立つことができるのです。
「上がった」馬たちのその後

レースで活躍するサラブレッドにとって、競走馬としての生活は決して長くはありません。特に牝馬の場合は、繁殖に適した年齢になる前に「上がる」という選択をするケースが多く見られます。「上がる」とは、つまり競走馬を引退することを意味します。
では、競走馬を「上がった」後、牝馬たちはどのような道を歩むのでしょうか?多くの場合、彼女たちは「繁殖牝馬」としての第二の人生を歩み始めます。生まれてくる子馬が、自身の血を受け継ぎ、ターフを駆け抜けることを夢見て、日々大切に飼育されます。中には、G1レースで活躍した名馬の仔を身籠る幸運に恵まれる馬もいるかもしれません。
しかし、全てが順風満帆に繁殖牝馬になれるわけではありません。競走馬としての実績や血統、健康状態など様々な要素を考慮され、選別が行われます。厳しい現実ではありますが、競走馬として生きてきた彼女たちにとって、「母」になることは、新たな輝きを放つ道の一つと言えるでしょう。